【感想】『愛がなんだ』全然いい男じゃない。のになぜか惹かれる。

2020年10月13日

もはや業

『愛がなんだ』
岸井ゆきの 成田凌
監督:今泉力哉

主人公は岸井ゆきのさん演じるテルコ。成田凌さん演じるマモちゃんが大好き。いや、大好きと違う。どうしようもなく惹かれる?いやまだぬるい。執着……もなにか違う。性?業?

マモちゃんに尽くすためなら仕事を犠牲にする。友達にも耳を貸さない。もちろん自分のことなんてどうでもいい。

とにかく重い。

どんないい男なんだ

これだけ重く想える対象、マモちゃんってどんだけいい男なんだ。

そう思うのが自然だろう。

ところがどっこい、全然パッとしない。自分に気がある女の前ではかっこつけてイケイケなのに、パリピの前では急に小さくなっちゃうような。

そして、テルコの扱いが雑。とても雑。

なんでこんな男好きになっちゃうかなって。

どっち視点で観ているか

これ、僕は完全にテルコ目線で観ていたから、なんかもう苦しくて苦しくて。

なんでこんな男好きになっちゃうかなって思うけど、雑に扱われた後に、急に優しくされたりすると、全部帳消しどころかプラス、みたいなのにとても共感。

それにしてもこのマモちゃん、テルコの思いをどの程度わかっているのだろう。たぶんこれ、どっち視点で観ているかで変わると思う。

僕みたいにテルコ目線でどっぷり浸かると「気づいてるのかな、それとも超鈍感なのかな」なんてお花畑モードで考える。

きっとマモちゃん側の人たちは「いや気づいている(いない)だろ、普通に」って思うんだろうね。

あと、映画通の方たちは、「気づいている(いない)描写がこんなにたくさんあるじゃん」って感じるのかな。

これは自分の物語

とにかくこれ、僕は観てとても削られた。

そもそもは元乃木坂46の深川麻衣ちゃんが出てるからって軽い気持ちで観に行ったことを忘れる。

テルコに共感しまくりで、気力消耗MAXで、なのに原作買って、ブルーレイまで買ってしまった理由は一つ。

これは自分の物語だ。

そう思ってしまったらもう、逃れられなかったのだ。

そうして買った原作は、読了。
ブルーレイはまだ、封を切れないでいる。