とあるゲイが意を決してカミングアウトした女友達から実はバイセクシュアルだとカミングアウトされた話

カミングアウト体験談、第3回目はちょっと変化球というか、カミングアウトそのものよりもそのあとの関係性の話とかがメインです。

へーこんなこともあるんだーくらいのテンションで読んでいただけますと幸いです。

A子とB子と僕の関係

今回カミングアウトした相手を便宜上A子とB子とします。

A子とB子とは学生時代のバイト先で知り合いました。三人とも酒が好きで、社会人になってからも年に数回集まって飲みに行っていました。

最近どう?から始まる仕事の話だったり、あの時さーと始まる昔話だったり、楽しい話題は尽きません。

で、話題の一つとして上がるのが恋愛の話。

気心知れた仲だから、変に嘘を話したりする必要はないけど、カミングアウトしていないからなんとなく誤魔化しながら話さざるをえなくて。

適当にぼやかして話してもそれを追及されることも無い、本当にいい関係だったけど、だからこそこの二人にはもっとちゃんと話したいなという気持ちがどんどん大きくなっていきました。

カミングアウトした時のこと

で、就職して1~2年くらいかな?経ったくらいのある日の飲み会で、お酒の勢いも借りてぽろっとカミングアウトしました。

「付き合ってる人おるって言ってたやん?あれって、男なんだよね」

とかなんとか、そんな感じだったと思います。

「あーそうなん。それでなんか話が噛み合わんところがあったんやねー」

A子はそんな感じでふわっと受け入れてくれたんですが、B子のほうが

「気づかんで、いろいろ辛い想いとかさせてたかもしれんで、ごめんね」

と結構がちトーンでそう言ってくれて。

こっちとしてはそんな重く受け止めないで欲しかったんで、

「いやいやそんなー」

くらいで、その後はもう普段通りわいわい飲んで解散しました。

で次集まった時も今まで通り接してくれて、けど恋愛の話とかは今までよりもちゃんと出来て、ああこの二人にカミングアウトして良かったなあーと思っていました。

カミングアウトされた時のこと

そんな感じで、僕がカミングアウトしてからも、それまでと変わらずたまに集まっては飲んで喋ってという関係が続いていました。

これはその、僕がカミングアウトしてから2~3回目の会でのことです。

「実はあかしまるに言いたいことがあって……」

B子がそう切り出しました。が、なかなか内容を話しだそうとしません。

大丈夫だから。と励ましている様子から、どうやらA子は内容を知っているみたいです。

意を決したように言ったB子の言葉は

「私、この前A子と、ビアンバーに行ったんだ」

でした。

「そうなんや。え、なんでそんなに言いづらそうやったん」

そう返した僕、今思えばなんともニブかったというかなんというか……。

てっきり、観光?的な目的でビアンバーに行ったのかと思ったんですよね。

裏カジノとかでもないんだし、別にそんな隠すようなことじゃないじゃん、なんでそんな言いづらそうなの……?みたいな。

で、ピンときていない僕にB子が補足説明してくれました。

「私、女の人が好きかもしれないって思って、それで確かめたくて、でも一人じゃ怖かったからA子についてきてもらってビアンバーに行ったの。で、やっぱり女の人好きなんだなって。だけってわけじゃないから、バイセクシュアル?なのかなって」

初の被カミングアウト

カミングアウトってそれまでは「する」ものだったんで、「される」なんて考えたことなくて、どんなリアクションをとっていいのか、何は訊いてよくて何は訊かれたくないかとか、なんだかごちゃごちゃになってプチパニックでした。

それと同時に、僕がカミングアウトした時にB子が

「気づかんで、いろいろ辛い想いとかさせてたかもしれんで、ごめんね」

とガチでそう言ってくれたことの意味がわかったというか、腑に落ちました。

きっとB子もこのことでいろいろ辛い想いをしたことがあったんだろうな、だから僕のこともよりリアルに心配してくれたんだろうな、と。

「そうやったん。言ってくれてありがとう。おれも気づかんでいろいろ嫌なこと言ってたらごめん」

しっかりと真面目に、けどあまり重くなり過ぎないようにそんなことを伝えました。

そこからは今まで以上に恋愛トークが弾んで、三者三様の体験だったり考えだったりがより鮮やかに語られてとても楽しい時間を過ごしました。

ノンケのA子とバイのB子とゲイの僕のその後

A子とB子とはその後も変わらぬペースで飲みに行き(最近はコロナで会えてませんが)、いろんな話をしています。

恋愛については、A子の新しい彼氏の話を聞いたり、B子のもう数年続いている彼女さんとの話を聞いたり、僕と彼氏の話をしたり。

そんな話がこんなにナチュラルにできるのって本当にありがたいなーと事あるごとにそう思いながら、三人で楽しくわいわいやっています。

ノンケと、ビアン寄りバイと、どゲイの、それぞれの視点からの恋愛トークで面白いなーと感じたこととかは、機会があればなんか書きたいなーとちらっと思ったり思わなかったりです。

というわけで以上ぐだりましたが、とあるゲイが意を決してカミングアウトした女友達から実はバイセクシュアルだとカミングアウトされた話でした。ではまた。