【感想】映画『海辺のエトランゼ』3つのみどころ(独断と偏見による)

2020年12月21日

原作を読みつつ公開を心待ちにしていた『海辺のエトランゼ』見てきました。

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とても良かったんで今回も独断と偏見でみどころを挙げさせていただきます。

映画『海辺のエトランゼ』3つのみどころ

まずは概要を押さえておきましょう。

小説家の卵の橋本駿と
海辺に物憂げに佇む少年、知花実央。
そんなふたりの初々しくも、もどかしい関係を描き、多くの読者の心をとらえたコミック「海辺のエトランゼ」(紀伊カンナ作・祥伝社刊)が、2020年夏、ついにBLアニメレーベル「BLUE LYNX」にて劇場アニメとなる。

映画『海辺のエトランゼ』公式サイト https://etranger-anime.com

という、初々しくもどかしい本作。個人的な推しポイントは以下の3つです。

丁寧な風景描写
原作へのリスペクトを感じる脚本
駿と実央と猫がかわいい

それでは一つづつ語らせてください。

丁寧な風景描写

原作を読んだ時に、絵からものすごくその場の雰囲気や空気感が伝わってくるなと感じていました。特に、沖縄の暖かく鮮やかで、けどどこかノスタルジックな空気感。(なんて言っているけど沖縄行ったことありません。イメージです)

南国の風や潮の香りまで感じさせる、紀伊カンナ先生ならではのあのタッチをアニメで表現するというのは、かなり大変なんじゃないかなーと、素人が偉そうに想像していました。

が、見事にそのタッチや雰囲気が表現されていました。丁寧に描写される沖縄の風景にグッと引き込まれ、冒頭から物語に没入しました。

原作へのリスペクトを感じる脚本

脚本は、原作をベースに所々流れを組み替えたり省いたり、続刊のテイストを混ぜ込んだり、原作ではさらっと扱われていた箇所を膨らませたり、されていたように感じました。

その塩梅が心地良くて、これはきちんと原作をリスペクトして作られた映画なんだろうなと思いました。

特に好きだったのが、駿と実央それぞれがお店で働いているシーンで、原作では「手伝い」としてさらっと描写されている部分(あんまり詳しい描写はなかった記憶…違ったらすみません)です。実際のお客さんとのやりとりなども描かれていて、二人の働きぶりから、それぞれの人となりがより深く見えてくるようでした。

駿と実央と猫がかわいい

そしてなにより、

もう本当に、駿と実央が可愛い。

駿は原作でイメージしていたよりもより「ダメな、頼りない大人」感が出ていて、実央は、原作で考えていたより意外に「まだ子ども」な表情があって、どちらもより愛おしくなりました。

あと、物語の随所で出てくる猫たち(名前出てきましたっけ?少し調べてみたけどわからず……)が本当に可愛らしい。懐いてる感じとか無防備な感じとか、抱き合って寝ているところとか。

駿にキュンとし、実央に悶え猫にニヤけと、とても忙しい1時間でした。

心、洗われました

そのほかの好きポイントとしては、絵理ちゃんと鈴ちゃんの仲良し描写が原作より膨らんでいた気がするところとか、桜子さんのかっこよいけど弱いところとか、あと主題歌「ゾッコン」MONO NO AWARE が観終わった後にとても心地良く耳に入ってきたところとか。いろんな要素に心洗われました。観に行って良かったー。

ではまた。

(2020年12月21日追記)
個人的2020年映画ベスト10とそのほか観た作品の一口メモ (第5位)で取り上げました。