【感想】『おはようとおやすみとそのあとに』夢追う二人の同居生活にきゅん
今回ご紹介するのはこちら

おはようとおやすみとそのあとに
波真田 かもめ(著)
発行:KADOKAWA
縦190mm 152ページ
ISBN 978-4-04-067451-3
初版年月日 2015年3月
いきなりBLかい。というのは自分が一番思っています。
ちょうど、友達に貸していたのが戻ってきて読み返してやっぱ好きだなと思って筆をとりました。
料理人を目指す開人は、口が悪いけど面倒見のいいオカン気質。
デジタルアートを勉強中の伊介は気の強いツンデレ美人。
どっちもノンケだったんだけど色々な色々が積み重なって……。
二人の気を許しあった何気ないやりとりとか、そう言った描写がとても好きです。
そしていちゃいちゃシーンの伊介くんはまじで妖艶。
なんだけど。
この作品のキモはそこだけじゃなくて。
開人と伊介の二人が不器用に、真摯に、夢を追う姿がなんともかっこいいのです。
夢があるからこその挫折とか、悔しさとか、でも頑張れるのも夢があるからだったり。
自分も二人みたいに何かを頑張りたいなと、そんな風に思わせてくれます。
けど、違うの。そんな説教くさい話じゃないから。
まだ恋と自覚する前のもどかしさだったり、恋と気づいた時のドキドキだったり、
結ばれた後のキュンだったり、一冊の中に詰まってます。
世話焼きな攻めが好きな方、ツンデレ美人受けが好きな方、ぜひ。