【感想】『弱虫ペダル』廉くんを観に行ったんだけど廉くんだけじゃなかった。

2020年12月21日

映画「弱虫ペダル」を観てきました。観終わったままのハイテンションでこれを書いています。

『弱虫ペダル』
永瀬廉 伊藤健太郎 橋本環奈
監督:三木康一郎

※極力物語の本筋には触れないように努めますが、未観の方で全く情報を入れたくないという方はここで引き返してください。

イケメン、ありがとう

主人公の小野田坂道(永瀬廉)くんが、入学した高校で自転車競技に出会い、仲間と共に成長する物語です。とってもコンパクトにまとめると。

で、えっと、色々置いといて、まずはその、イケメンブログらしく、イケメンについて語りたいと思います。

今作で1番イケメンイケメンしていたのは、なんと言っても伊藤健太郎くん演じる今泉俊輔くんでしょう。新入生の中のエースみたいなポジションで、エリート感漂うキャラクター。女の子達にキャーキャー言われる描写が随所に散りばめられているほどのイケメン。

女の子にキャーキャー言われるとかイマドキ漫画でもないだろう(ってツッコミを漫画原作の作品に入れるのもどうなのかなって話やけども)ってレベルのイケメンとか、普通無理が生じるでしょ。実写だとどうしても。なのにそれを破綻させない伊藤健太郎くんのイケメン力。もう本当にかっこいい。画面の中の女子達と一緒にキャーキャー言ってました。心の中で。

で、そんなイケメンキャラクターを抑えて、僕の中でナンバー1だったのが、坂東龍汰さん演じる鳴子章吉くん。実力もあって、元気もあって、人懐っこくて、まっすぐで、というスポーツ漫画に一人は出てくる典型的な元気印と言うかなんというか。

この子がどちゃくそに可愛い。

友達のいない主人公に、懐っこく話しかけてくるとことか、もう本当に良い子で。しかも関西弁。しかも関西弁!

初めて出てきた場面から、ああこの子推せるなと感じました。

あとは田所先輩好きだったし、金城先輩と巻島先輩もいい味出してるなーと。とにかくみんなキャラが立っていて良かったです。

永瀬廉くんの演技力すごい

で、肝心なのはここからです。永瀬廉くんの演技力が凄かった、と感じた、という話です。(あくまで素人のいち意見です)

実は、もともとこの映画を観に行った動機は、ただただイケメンの永瀬廉くんを観たいという、そんな不純なものでした。自転車競技とかよくわかんないし。

なんですが、物語が始まってすぐ、その期待は裏切られます。

廉くん(演じる小野田坂道くん)のダサいことダサいこと。普通、イケメンがダサい役をやると、隠しきれないイケメンさが溢れでてしまうものだと思うんですけど、もうまったくない。正直、つらいなと思いました。けど考えたら、それがまず凄いことですよね。あんだけのイケメンオーラを、完全に封じる演技力。

ただ、それだけだったら、わざわざジャニーズを、今をときめくキンプリを、キャスティングしなくてもいいわけです。

けれどもそのダサい主人公が、物語が進むにつれ、どんどん輝いていくんです。

自転車競技に出会い、仲間に出会い、自分の役割を居場所を見つけた坂道くんは、ダサいのはまあ相変わらずダサいんですけど、そこにキラキラとした輝きを加えていきました。このキラキラ感は、流石アイドル!

その主人公が少しずつ成長していく過程を、廉くんは演技で見事に表現していたように感じました。

あと、役に合わせて普段よりもトーンを上げて喋っているようでしたが、それも、普段のトークや歌声を聞いたことがなかったらわからないだろうなと思うほどに自然で、凄いなと感じました。

魅せる、引き込む演出

アニメ化も大成功した人気漫画を原作とした本作ですが、僕はどちらも観たことが読んだことがありませんでした。おまけに、自転車競技も全然知らない。

なのに、物語はわかりやすくかつテンポよく進むし、レースシーンは息もつかせない。その構成や演出は本当に丁寧に練られていたように感じます。

特に好きだったのが、めちゃくちゃクライマックスのシーンでの無音。

一分一秒、もしかしたらそれ以下の刹那、を争う自転車競技の”瞬間”が切り取られているように感じたし、その”瞬間”を見逃すまいと、自然と息を止め拳を握り前のめりになっていました。

全然知らなかった自転車競技を観戦してみたいと思ったし、もう何年も放置している自転車に久しぶりに乗って出かけたい気持ちも湧いてきました。

映画って凄いな面白いなと、大満足のひとときでした。ありがとうございました。

(2020年12月21日追記)
個人的2020年映画ベスト10とそのほか観た作品の一口メモ (第2位)で取り上げました。